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お待たせ致しました。
たくさんのお問い合わせを頂きまして誠にありがとうございます。
当サイトトップページのオーダーメイド関係の説明で樹種の板見本として掲載していたあの小引き出しがいよいよ販売開始です。
本来、樹種の板見本はその名の通り小さくて四角い板を使用します。
しかしそれではあまりにも味気ないので何かカタチにすることを考えて製作したのがこの小引き出しです。
でも妥協を嫌う職人のクラフトマンシップで板見本(?)といえども本格的なつくりをしています。
まずはじっくりと画像を見て下さい。
最初に気になるのは本体のカタチだと思います。

「本体の縦横の板が凹凸状に組んである・・・」
本体の左右の側板(横側の面)と天板(上側の面)、地板(下側の面)とを接合している部分です。
つまり合計で4箇所あります。
この凹凸に組み合わせている接合方法はアリ組み構造という和家具の伝統技法です。
アリ組み構造は技術や手間が必要なためにご婚礼家具や民芸家具などの上級家具の引き出しに使われることがほとんどです。
それなのにこの小引き出しは本体に、それも4面すべてをアリ組み構造で接合してあります。
アリ組構造は縦板と横板の両方が天然木でなければ出来ません。
お分かりになりましたでしょうか、本体は4面とも天然木製なのです。
そして通常は縦板と横板を組み合わせることなく面で接合するイモ接合がほとんどです。
それは一般的な家具の本体は皆さんの言うところの貼り(フラッシュ構造)だからです。
イモ接合はつくりやすいことが特長ですが、斜め方向などから掛かる力に弱いために歪む可能性もあります。
組み合わせて接合するアリ組み構造はどの方向からの力に対しても耐えることの出来る丈夫さも特長です。
本体を天然木製にすることは贅沢でもあり技術を必要とすることでもあります。

「そしてその凹凸状に組んであるところが丸くなっている・・・」
角丸(かどまる)構造という和家具の伝統技法です。
角丸構造は技術や手間が必要なためにご婚礼家具や民芸家具などの上級家具に使われることがほとんどです。
通常の家具類は直線で構成された四角いもの・・・つまり洋家具が当たり前です。
でも和家具では直線と曲線、角と丸などの対比するものを粋に使い分けます。
和室に置いてある和茶棚が良い例です。

「更にその部分の縦板と横板が斜めに接合してある・・・」
画像をよく見ると縦板と横板が斜めに合わせて接合されていることが分かると思います。
これは留め(とめ)接合と呼ばれる和家具の伝統技法です。
縦板及び横板の木口(こぐち)と呼ばれる材の切り口を外側に出さないことによって更なる美しさを追求しました。
留め接合は技術や手間が必要なためにご婚礼家具や民芸家具などの上級家具に使われることがほとんどです。

「引き出しの前板が本体の内部にまで入っている・・・」
仕込みづくり(インセット構造)と呼ばれる和家具の伝統技法です。
ご自身の廻りにある整理タンスやチェストの引き出しを見て下さい。
引き出しの前板は本体の中にまで入っていましたでしょうか?
通常の家具の引き出しは本体側板より前に出ていることがほとんどです。
引き出しの前板が本体側板の前に出ているものをかぶりづくり(アウトセット構造)と言います。
仕込みづくりは引き出しの密閉性が良いことと、本体を歪みにくくしますが手間と技術が必要です。
そのためかぶりづくりに比べて価格も高くなりますので民芸家具や桐タンスなどの上級家具に使われることがほとんどです。

ご存じのようにインセット構造の引き出しは閉めると他の引き出しが出てくる密閉性の良さが特長です。
でもこの小引き出しは一段なので閉める際に奥からの空気に押し返されて閉めにくくなりますので引き出しの先板(奥側の側板)の上面を優しい曲線に削り取っています。
そのため閉める際に空気が押し返すことが減るためにスムーズに開け閉めが出来ます。

「お洒落で邪魔にならない引き手・・・」
各引き出しの中央には天然木ウォールナット材を小さく薄くシンプルにした引き手が取り付けてあります。
引き手は掴みやすいように引き出しの前板に半円柱形の削りを入れています。
引き出しの前板は一枚板を使用していますので半円柱形の削りの部分も木目が切れずに続いているのがお分かりですか?
デザイン性としても素敵なアクセントになっています。

「そして底板は・・・」
ベタ底構造になっています。
底板を裏側から見た時に、底板が平らで四方の板の外側に取り付けてある伝統技法です。
底板が奥に引っ込んで四方の板が出っ張っている上げ底(あげぞこ)構造に比べて、引き出し内部の重量を面で受けるためにとても丈夫です。
上げ底構造に比べて価格も高くなりますので民芸家具や桐タンスなどの上級家具に使われることがほとんどです。
「この引き出しには何が入れられる?」
A4サイズが収納出来るようにしました。
紙の大きさに合わない引き出しをよく見かけますが、身の回りで最も片づかないのは本をはじめとする紙類ではないでしょうか。
A4サイズが収納出来る引き出しはとても重宝です。

「天板の奥の方にある細長い出っ張りがある・・・」
天板の奥側に横長の細い出っ張りがあるのがお分かりでしょうか?
これは積み重ねてお使いの時にズレてしまわないように本体の裏面に切り込んである溝に入れて凹凸型にかみあわせる際に使用します。

ただ積み重ねた場合に比べて安定性が格段に異なります。
またこの横長の出っ張りは天板の上に載せたものが奥に落ちないためのストッパーも兼ねています。
デザインの一部に見える出っ張りにも大切な役目があるんですよ。
更に本体裏側の四隅にはシリコンの滑り止めが付いていますので積み重ねた時や大切な家具の上に載せた時にも下のものをキズにすることもなく安心です。
この小引き出しは樹種の板見本(笑)なのにショールームでもたくさんのご注文を頂いて驚いています。
小引き出しですので片づかないものを整理する程度と思っていましたが、脚をつけてTEL台や花台などに、更には数種類を重ねてナイトテーブルにとお客様の創造力には感心させられます。
更にこのカタチがあまりにも良いということで、この引き出しを使用した引き出し付のダイニングテーブルをいくつか製作致しました。
この引き出し付ダイニングテーブルはショールームスタッフも大絶賛。
なんとショールームに展示することとなり、コンスタントにご注文を頂いております。
 ↑メープル材のダイニングテーブル
■樹種について
使用している樹種は人気のメープル材、タモ材、ウォールナット材、マホガニー材。
本来の風合いを生かすために植物自然塗装のクリアー(透明)塗装で仕上げています。
どの材も空間工房のオーダーテーブルやフルオーダーメイドなどで実際に使用している材ですのでオーダーメイドをご検討する際の参考にもなると思います。
販売開始が予定より遅れましたお詫びとしてしばらくの間はどの樹種も同じ価格(泣)で販売させて頂きます。
●メープル材
桜材のように艶やかで明るくきれいなナチュラルさが人気の高級材。
手触りはツルッとした感触で赤ちゃんの肌に例えられます。
モダンなイメージに仕上げるのに最適の樹種でイタリアモダン家具でも人気です。
●タモ材
日本人に最も好まれる樹種。
定規で線を引いたような柾目部分はf/1の揺らぎを感じさせて心が和みます。
手触りは細かい木目の感触が楽しめます。
●ウォールナット材
高級家具材として世界中で人気の希少な樹種。
特に空間工房では更に希少なブラックウォールナットを使用しています。
独特の流れる木目とウォールナット色と呼ばれる独特の色合いは世界中に多くのファンがいるほど。
女性の肌にも例えられる手触りはタモ材ほどザラッとしていなくメープル材ほどツルッとしていません。
まさにウォールナット材らしい感触と言えます。
イタリアを中心にモダン家具でも人気の樹種です。
●マホガニー材
すでに世界中で伐採禁止になった高級家具材として人気の希少な樹種。
欧米ではクラシック家具に使用される高級材として憧れがあります。
その赤みを帯びた独特の色合いはまさにマホガニー色。
桜材のように艶やかな部分も兼ね備えた味わい深い樹種です。
手触りはウォールナット材とタモ材の中間でずっと撫でていたくなるから不思議です。
【幅矧ぎ通し材(はばはぎとおし)について】
数枚の一枚板を奥行きの方向に矧いでいく高度な製法です。
例えばこの小引き出しの場合は長さ約37cmの一枚板を数枚幅矧ぎして奥行き27cmにしています。
集成材に比べて一枚一枚の板が大きいために木目もはっきり分かり木の温もり感や自然な質感に溢れています。
上質材を選別して使用しています。
【植物自然塗装について】
空間工房の植物塗料は自然の植物油(ひまわり油や大豆油等)をベースにした無公害塗料です。
その品質は厚生労働省の食品衛生試験に合格しています。
家具の塗料が食品衛生試験を受けることも合格することもすごいと思いませんか?
防虫剤・防腐剤やホルムアルデヒド等の有害物質を一切含まないので人体や動植物に安全です。
この植物自然塗料は木に浸透して良くなじむために木の持つ自然の風合いをいつまでも保ち続けます。
また木の表面に塗膜を作らないために木の呼吸を妨げず木の特性でもある調湿機能を損なうこともありません。
塗装方法もエアガンや機械を使わずにハケで手塗りをしています。
そして濡れた状態を布でこすり木に染み込ませます。
数日後サンドペーパー(紙ヤスリ)で表面を平らにしてから再度ハケで手塗りです。
そしてまた濡れた状態を布でこすり木に染み込ませます。
樹種によってはこの作業を3〜5回も繰り返します。
最終塗装の後、約7〜10日間日陰で自然乾燥をさせます。
そして最終仕上げを施していよいよ完成です。
つまり植物塗料を木に浸透させて良くなじませることこそが植物自然塗装で、塗膜を作るための他の塗装とはまったく異なる点です。
だから塗装だけで最低でも2週間以上の日数が必要になります。
また空間工房の植物自然塗装はどんな材木でも可能なわけではありません。
植物塗料を塗るだけだろうと言われることがありますが残念ながら間違いです。
高樹齢の上質材を製材後に数年間自然乾燥させ、更に虫の卵を無くすために人工乾燥もさせて初めて可能な塗装方法です。
つまり良い材質を最上の状態にしたものだけが、木が呼吸することの出来る植物自然塗装が可能になるのです。
木に染み込み、木の表面に塗膜を作らず、木の呼吸を妨げない無公害塗料の塗装が植物自然塗装です。
ウレタン樹脂塗装を代表とする通常の塗装は、木の表面に塗膜を作って木を密閉する化学塗料の塗装です。
残念ですがスタート地点がまったく異なるためにゴール地点も異なります。
確かにウレタン樹脂塗装などはコストも安く、製作時間が早く、設備があれば熟練していない人でも可能です。
量産するには最適の方法であることは間違いありません。
もちろん植物自然塗装以外の塗装が悪いということではありません。
しかしホルマリンを含有していること、木が呼吸出来ないこと、木肌を触ることが出来ないこと、経年変化が楽しめないこと、削り直しが出来ないこと・・・をとても残念に思います。
お客様が各塗料や塗装方法の相違点や特長を知ることによってケースバイケースで選択する事が大切だと思います。
私たち日本人は繊細な風情を大切にしています。
世界中探しても日本にしかない"わび"や"さび"という美意識があります。
不要な飾りを捨て、あっさりとした中にも深みを感じさせる"わび"。
枯れた渋みのある懐かしさと趣を感じさせる"さび"。
そんな"わび""さび"の心を大切にしているのが日本の伝統家具、和家具の職人です。
和家具といっても和風デザインの家具のことではありません。
伝統技法を駆使して、細やかなところまで人の手で作り込んだものが和家具だと空間工房は思います。
つまりデザイン性で区分けされることではありません。
モダンスタイルの持つシンプルさやフォルムは和家具にも通じる持ち味です。
デザインの美しさを天然木の質感と繊細さで表現した家具。
日本のモダンな住空間にもすんなりと溶け込み、使いやすくて心和む家具。
和家具職人の繊細な技術が奏でるぬくもりに溢れたモダンスタイルが空間工房の工房モダンスタイルです。
 (上から、メープル材 ,タモ材 ,ウォールナット材 ,マホガニー材)
W36.5xD27xH8cm は共通
【(各)天然木幅矧ぎ通し材 ,引き出し内部桐材 ,植物自然塗装】
※この製品はご入金確認後から製作を開始するオーダーメイド品です。 ※製作期間は通常時期でご入金確認後約30日間の予定です。 ※ご注文が集中しております関係で納期が延びる可能性もございます。ご了承下さい。 ※ご注文の際には必ず樹種をお選び下さい。 ※ナラ材はタモ材と似た感じの色合いで仕上がります。
配送区分:H(限定品!) ,配送会社:福山通運
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| 商品名 |
【CR0021】 こだわりの小引き出し |
| 価格 |
\18,795(送料別)
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| 取扱期間 |
年中取り扱い |
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